最近、子供に関連する事件があとを絶ちませんね。
嫌な時代です。人の心が曲がっているのでは・・・・・。
(今回の話は、想像されると気分悪くなる部分がありますので、読む前に止められるか、よく考えてお読みください。)
突然ですが、身元確認は歯で行うこと知っていますよね。
私、これを経験したことがあります。
5年前、職場を替わる時期に、身元不明者の確認作業を手伝いました。
そのときの初めての光景を少しお話しようと思います。
ある先生の付き合いから、その仕事はありました。
夜8時の診療が終わると同時ぐらいに、1本の警察から電話で、始まりました。
「先生。身元確認をして欲しい仏さんがでました。」と・・・・・・。
その電話ですぐに高速飛ばして藤井寺まで、その先生と私2人で向かいました。
着いた先は、警察署の青空駐車場。そこには、警察の方7人ぐらいが待機していました。
黒いファスナー付きのビニールに死体が入れられていました。
「先生、仏さんは、若い男性・アパートの火事で焼死体として、出ました。00さんだと思いますが、確認お願いします。」
刑事ドラマみたいでしたが、その気分はここまで。
確認作業がキツイ仕事だとは、この時思いませんでした。
合掌~。
ファスナーが開きました。
全身真っ黒で、炭化しています。7月の暑い夜に悪臭と・・・・・内臓の一部の露出。
週刊誌で、焼死体を見たことはありましたが、本物を見るのは初めてで、触る事も嫌になるくらいでした。
でも、その先生は、他の合流した先生らと手馴れた順序で、確認作業するのです。
ゴム手袋1枚しただけで。
見た瞬間、頭部にかけてよく焼け、足の部分は一部通常の皮膚でした。
でも、死後硬直と焼死したため、体をクネクネになっている上、まだ死体が温かいのです。
あ~人間じゃないよ!
その状態で、歯の治療跡を確認し始めます。
すでに、近隣に通っていた歯科医院から、この人らしきのカルテ・レントゲンを借りてきていました。
この時知りました。いつも医院でとっている歯式は全く関係ありません。
重要資料は、パノラマレントゲン。
また、簡単に口が開きません。木のくいみたいなものを口に差込み使用して、金槌で叩きます。
やっとのことで、少し口が開きます。
驚くことに、口の中は焦げていないのです。
生きている時に、焼けた場合、口の中も焼けるらしい・・・・。と警察の方が。
槌打することで、少し前歯がぬけました。死んでいるから、骨が脆いのです。
そこで、始めて1部位ずつレントゲンを撮影していきます。
もちろん、野外ですから、レントゲン機器はポータブルです。
そのフィルムを口の中で支えるのは、私の指です。
暑い上に、少し吐きそうでした。私が。
でも、こんな作業を繰り返していると、ふと思うのです。
「若いのに無念だろうな~」「どんな顔してたのだろう?」
なぜ、夜の8時に火災に遭ったのだろうか?逃げれないのだろうか?
何も言わない遺体を見て、色々と考えましたし、考えさせられました。
全部で、14枚ぐらいレントゲンを撮り、拝借しているパノラマと照合します。
「やはり、同一ですか?」
「間違いないでしょう」というやり取り
その時の疲れは、今でも覚えています。
焼死体は、見れたものではありません。きつ~いです。
私は身元確認の場面に立会い、ハードな仕事だと思った一面、
死体を見て、何ともやり切れない重い感覚を持つだけでした。
今回の話は、大変な歯科医の仕事の一部と思って下さい。