CASEBOOK:013 かみ合わせ
顎変形症で顎(アゴ)骨切らない
顎変形症の場合は、矯正治療を保険適用で受けることができるのですが、その前提として『顎の外科手術』が必要となります。
- 外科手術のリスク
「アゴを切ります」と簡単に言われても、実際は簡単ではありません。決死の覚悟が必要てすし、逆にリスクを考えないようにするという患者様もおられるようです。顎を切る外科手術を受けることは、かなりのリスク、身体への負担(外科手術には神経切断や麻痺が残る恐れがあり、さらに噛み合わせが悪いまま口が開かないように上下の骨が固まるまで針金で固めます)、さらにその手術直後、強制的に口が開かないようしているため、食事や異物を吐くことが口からできないため、嘔吐物をもう一度反すう(飲み込む)というような、大きな顔の腫れと拷問のような大変キツイ体験を1か月近く、入院期間となることもあるようで、聞いていたより過酷ということで、当然抵抗がある方もおられるかと思います。
- そこで外科手術なしで
顎変形症によって生じる歯並び・噛み合わせの乱れを根本から治すためには、歯の土台である骨の骨格を理想的な状態に導くことが大切と考えられるため、骨のズレの程度が小さくても『顎を切る外科手術が適切』と現在でも考えられていることがあります。しかし、当医院では15年ぐらい前から骨切りせず施術してきて、内容の複雑さもしかり、かなり症例も増えてきて、その後の経過も追跡診ています。その理由はそもそもの矯正技術が向上してきたことなどあらゆる技術の向上にあり、骨の成長も見込めますので、親知らずも含め抜歯をますます減らし、顎を切らず歯並びを整えることが実現している症例もあります。よって、外科手術のような非常に負担が大きいリスクを減らすことができるようになってきました。
場合によって当医院では、親知らずも残し、噛み合わせに利用することも多数あるくらい、体に優しい事例が増加しています。
- 恐怖と身体への負担を減らすことが一番
また、顎に異常がある状態で歯列矯正だけで治療しようとすると、治療期間が長引いて歯周組織に過度な負担がかかる恐れがあるとも考えられていますから、外科手術で短期間に行うというのが外科のメリットも、最近では外科手術なくても、歯周組織への大きな負担を減らし矯正治療ができるよう技術力が向上しております。
その場合は、保険治療の適応は無くなりますが、身体への大きなリスクとのリスクバランスを考えると、身体への最小限の負担と心身的軽減は大きなメリットと考えられます。
また、通常矯正治療より治療期間が延びますが、ゆっくり進めることは逆に歯周組織への負担を大きく減らすことに繋がり、よりメリットとなります。残念なのが保険適用の負担で受けられませんが、過度に不安にならず矯正治療が進められることが可能となっていますので、まずは一度、当医院までご相談下さい。



